オートマチック トランスミッション車
マニュアル トランスミッション車
皆さんの車はどちらですか?

一昔前までは、車と言えば
MT:マニュアルトランスミッションでした。

しかし、メーカーから販売されるMT車も減り、
今では、仕事やスポーティな走りを楽しむ為に
MT車が選ばれるようになり、
殆どの車は
AT:オートマチック トランスミッション
となりました。

オートマチック

確かに、AT車にはクラッチペダルも無く、
自動的にギヤが変速され、
ドライバーの負担は軽減されます。
それに、発進の際のエンストもありません。

そんな、便利なAT車ですが、実は・・・
「MT車より寿命が短い」
と言われていることをご存知でしょうか?
しかも、一度トラブルを起こすと、
とんでもない修理費用が発生します。

オートマチック の不具合放っておくと大変なことに!

オートマチック

トランスミッションは、車を構成する要素の中で、
エンジンの動力をタイヤに伝える
非常に重要な役割を果たしています。

そんな、重要な役割を担っている
オートマチック トランスミッション・・・
もし故障したら、どうなってしまうのでしょうか?

故障で車が走らなくなる

オートマチック の初期不具合症状は、
後ほど紹介するとして
オートマチック が完全に故障すると、
エンジンの動力をクラッチディスクで
ダイレクトに伝えるマニュアル車とは違い、
一切車が動かなくなります。

想像してみてください・・・

  • 高速道路走行中に、アクセルをどれだけ踏んでも加速しない状況
  • 交差点で信号待ち、青信号で発信しようとしても車が動かない状況
  • 大切な会議の日に、車が全く走らない状況

考えるだけでも、ゾッとします。

でもオートマチック 故障の恐ろしいのは、
それだけはありません。

修理はとんでもない金額

MT車の場合、エンジンとトランスミッションを繋ぐ
クラッチディスクを交換することはあっても、
よっぽど無理なシフトチェンジをしない限り、
トランスミッション自体の故障は
あまり起こらないでしょう。

そのため、クラッチディスクの交換費用は、
4、5万円でエンジンを下す必要のある4WDでも
10万円ほどで済みます。

しかし、オートマチック が故障した場合
トランスミッションとは違い、
クラッチディスクがないため、
一式交換もしくは分解整備となってしまいます。

そうなると、オートマチック の修理費用は、
トランスミッションの倍!
20万円以上の修理費用が発生します!!

オートマチック

何故そんなに、高額費用になるのでしょうか?
それは、オートマチック の仕組みにあります。

オートマチックってどんな仕組みなの?

オートマチック 内部構造の全てを詳細に
説明することは出来ませんが、
オートマチック 仕組みを簡単に述べると、

  1. トルクコンバーター
  2. コントロールバルブ
  3. 変速ギア

上記の3つで構成されており、
それぞれで故障する可能性はありますが、
本記事では、トルクコンバーター
変速ギア: ブレーキバンド の故障を紹介します。

トルクコンバータの役割と仕組み

トルクコンバータの役割は、
エンジンの動力をギアに伝達する役目があります。
いわゆるMT車のクラッチディスクです。

トルクコンバータの原理は非常にシンプルで
2台の扇風機を合い向かいにするようなものです。

オートマチック

参照:http://www.agcoauto.com/content/news/p2_articleid/203

一方の扇風機が、回転し始め風を送ると、
反対の扇風機も風を受け回転を始めます。

同じように、トルクコンバータは、密閉され
オイルで満たされた空間に2枚の羽根があり、
エンジンと
ミッションに繋がっています。

エンジンが回転すると、オイルを介しミッションの
羽根を回転させます。

オートマチック

参照:EXEDY Corporation

そのため、トルクコンバータが故障ると
エンジンがどれほど回転しても、ミッションには
伝達されず、車は動かないのです。

では、何が原因で故障が生じるのでしょうか?

オートマチックが 滑る 原因

オートマチック

オートマチック の故障する原因は沢山ありますが、
本記事は、オートマチック 滑る
原因とその対策をご紹介いたします。

滑る 原因その1 トルクコンバータ

前述したように、オートマチック トルクコンバータ
によりエンジンの回転をミッションに伝達します。

この伝達が上手くいかない状況が、
オートマチック が、滑る と呼ばれる症状です。

オートマチック が 滑る原因となる理由が・・・

トルクコンバータの破損

トルクコンバータ内の羽根が、欠損した場合
回転しても十分に動力を伝達することができず、
アクセルを踏んでも、加速しない状態になります。

オートマチックフルードの劣化

オートマチック トランスミッションは、
オートマチックトランスミッションフルード
ATFで満たされています。

ATFは「粘度変化」に強いオイルなのですが、
経年や内部発生するゴミなど劣化していると、
正常に動力伝達やシフトチェンジができず
故障の原因になります。

オートマチック

参照:http://www.appakita.com/atf.html

水の混入・オイル漏れ

オートマチック トランスミッションには、
ATFを冷却するために、必ず
「ATFクーラー」が装備されています。

ラジエターの下に取り付けられているため、
錆等で穴が空くと水が侵入してしまいます。

また「ATFクーラー」に穴が開くということは、
ATFが漏れていることになります。
漏れは、他にもトランスミッション等の繋ぎ目の
オイルシールの劣化による場合もあります。

いずれにせよ、破損・水混入・漏れなどで
ATF本来の性能や役割が果たせず
オートマチック の 滑る 原因となります。

滑る 原因その2 ブレーキバンド

オートマチックは、ギアを変更する際に、
トランスミッション内で、ギア固定したり
回転させたりすることで変速を行います。

ギアの固定する部品が、
ブレーキバンド と呼ばれる部品です。

オートマチック

参照:http://www.heavenbearing.com/nsk/www/jp/drive/auto/

もし、 ギアしっかり固定できないと、
変速が出来ず、加速・減速ができません。

ブレーキバンド が 滑る 原因となる理由が・・・

摩耗

ブレーキバンド は、動いている部品を
油圧の力で締め付け止める役割を担っています。

当然ながら、使用すればするほど、
ブレーキバンド は、摩耗します

もし摩耗が不均一だと、締め付ける力を
均一にかけることができず、
ギアの静止できなくなります

滑りの症状

では、オートマチック が 滑り 始めると具体的に
どのような症状が発生するのでしょうか?

変速ショック ・ 加速性能の低下

ATFや ブレーキバンド は劣化すると、
ギアが変わる瞬間に、エンジンの回転が
上がっているのにシフトチェンジが行われない

また、変速する際に大きな揺れが生じます。

燃費の低下

オートマチック が滑ると、エンジンの動力を
ロスしているわけですから、当然ながら
燃費が低下します。

オートマチック 滑り 対策

オートマチック が完全に 滑る と、
ミッションを下ろしてオーバーホールか、
ミッション全体を交換することになります。

そうならないように、
メンテナンスと運転に心がけましょう。

ATFの定期的なメンテナンス

オートマチック

ATFの交換は、一昔前まで
2万~3万キロと言われていました。

現在ではメーカー・車種にもよりますが、
オートマチック やATFの性能工場により、
10万キロでも不具合が出なくなってきました。

しかし、10万キロまで何もしないのではなく
定期的な点検・交換を行うべきです。

正しい運転を心がける

オートマチック

ミッションは、走行中常に回転しています。

走行中に、NレンジやPレンジ、Nレンジに
無理やりなレンジチェンジをすると
ミッションには、大きな負担をかけ、
トラブルの原因となります。

安全な運転を心がけましょう。

オートマチックが滑ってと取り返しがつかなくなる前に

オートマチック

いかがだったでしょうか?
オートマチック が 滑る と、
走行中に非常に危険な状況になるだけでなく、
修理費が20万円以上と高額になります。

もし「オートマチック が 滑っているのかな?」
と思ったら、直ぐにでも
車のプロに
相談することをオススメいたします。

オートマチック が 滑る前に、
定期的なメンテナンスと
正しい運転を心がけましょう!