徳島県海部郡美波町にある四国八十八カ所霊場・第二十三番札所薬王寺は、厄除けの寺として知られ、地元の人からは「おやくっさん」として親しまれているお寺です。

厄除け祈願!薬王寺の三つの厄坂

薬王寺の仁王門です。薬王寺は726年聖武天皇の勅願により行基が開いたとされています。薬王寺には、この仁王門をくぐると三つの厄坂があります。

まず一つ目の厄坂が「女厄坂」です。この坂は女性の大厄の年齢と同じ33の石段があります。石段の下には「薬師本願経」が、一石一字にしるして埋められているそうです。厄払いをする方は、真言「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」を心の中で唱えながら一段ずつ一円玉を置き石段を登るといいそうです。厄でない方も自分の歳の数だけ一円玉を置きながら登って行く方が多いそうです。一円玉は仁王門横にある納経所で両替してもらえます。

女厄坂を登ったところにある絵馬堂。ここには「厄除け臼」があります。真言を唱えながら自分の歳の数だけ杵で臼をつくと、無病で長生きすると言われています。

絵馬堂から本堂への石段が二つ目の坂「男厄坂」です。男性の大厄の歳の数と同じ42の石段があります。厄払いをする方は女厄坂と同じように心の中で真言を唱えながら、一段ずつ一円玉を置きながら登っていきます。

男厄坂を登ったところにある本堂です。ご本尊は厄除け薬師如来。前向きと後ろ向きの2体のご本尊を安置しているそうです。

本堂の左手前にある厄払いの鐘「随求の鐘」。書かれてある大随求真言を唱えながら歳の数だけ鐘をたたくと厄が鳴り落ちるそうです。

そして三つ目の坂が「厄坂」です。男女の大厄の年齢と同じ61の石段があります。

薬王寺には厄坂以外の見所も

本堂の左手にある肺大師です。肺病に効くと言われるラジウムを含んだ霊水(瑠璃の水)が湧き出ています。祠の足元から湧く水は、枯れることがないそうです。

厄坂を登ったところにある朱塗りの瑜祇塔(ゆぎとう)。塔内には様々なものが展示されています。闇の中で薬師如来と結縁する戒壇巡りできます。拝観料は100円です。

瑜祇塔は展望台にもなっています。ここからの見晴らしは素晴らしく、日和佐の海や町を見渡すことができます。

二十三番札所として、また厄除けの寺として知られている薬王寺は全国から年間約80万人の人が訪れるそうです。厄年の方は徳島に来られたら、ぜひ参拝してみてください。

薬王寺へのアクセス

住所:徳島県海部郡美波町奥河内字寺前285-1

電話:0884-77-0023