翡翠は、大変貴重で高価なものとして昔から人気の高い半透明な深緑色の宝石の一種です。

歴史の古い中国や中南米などを中心に昔から親しまれ、昔は金以上の価値もあったとか、エメラルドグリーンの天然石で

近頃はパワーストーンとしても人気があります

鉱物学的には「ヒスイ輝石岩」と言うそうで、このヒスイ輝石岩がたくさん集まって結晶化した石が翡翠です。

科学的に発生した天然の結晶の一つですから、長い年月をかけていろいろな物質が集まり、キレイな緑色の石となったのでしょう。

実際、私たちが普段目にするような美しく透き通った緑色の石は、磨き上げられた状態であり、石の状態だと緑色のくすんだ色にしか見えないため、今まで自然のものに出会ってたとしても気が付いていないなんてこともあるかもしれませんね。

日本での翡翠は糸魚川産が有名

そんな天然石である翡翠が大量に採取できる場所。

日本では有名なところが新潟県の糸魚川(いといがわ)で、フォッサマグナ

という日本の中心を両断するようにある
くぼ地として、中学校の社会科で習ったあの糸魚川市です。

そこで翡翠はたくさん採取され、さらにそこで採れる翡翠は、世界でも有数の美しい翡翠が採れるとして有名になっています。

翡翠の歴史

翡翠といえば勾玉(まがたま)の原材料としても使われるほど、古くから特別な力があるとされています。

翡翠は緑色の美しい石であり、緑は縄文時代から

「生命の再生」

などを表す特別な色として考えられていました。

そんな美しい石は、勾玉として

「霊を司る力」を持つと信じられていたのです。

この翡翠で作ったアクセサリーを、それぞれの地域のトップである首長や、

その村の長のような人物が身につけることで

特別な力や権力の象徴としても利用されていました。

また、神々の神話である古事記などでは

「神の名」としても使われています。

日本の翡翠の多くが、新潟県にある糸魚川が原産とされており、河原や河口付近でたくさん発見出来ます。

昔の越後の国、現在の新潟県の糸魚川で作られる翡翠が最も霊力が高いとされているのです。

翡翠の見方、選び方

石の見方や選び方は人それぞれで、この色のムラが自分好みだということもあるでしょう。

価値のある翡翠を見分けるポイントは?

宝石の価値を表す際にはどのようなポイントで考えるかを想像するとわかりやすいと思います。

より良い宝石といえば

  • 大きさや形
  • 傷のつき方

などが挙げられますよね。

翡翠も同様に、色むらが少なく、透明度が高く、傷の少ないもの

ほど良いとされています

より品質の高いものを求めるのであれば、見た目できらきら美しい透明感のあるものを選べばよいというわけです。

  • 色や艶が高い
  • 傷が少なく美しい
  • 光沢のあるもの

などが希少価値が上がります。

中には人工的に光沢が出されているものもあるので、より天然のものを購入したいと考える際には、そのお店で確認すれば教えてくれるでしょう。

厳選された最高品質の翡翠は

全体の5%程だと言われています

翡翠にも種類がある

翡翠には産地ごとに種類があります

世界最大の翡翠の産地として挙げられるのがミャンマーです

ミャンマーでは、翡翠の輸出によって経済が支えられていると言っても過言でないほど多くの翡翠が生産されています。

そんなミャンマー産の翡翠の特徴としては

透明度と美しい光沢が挙げられ、価格も高価なものとなっていますが、世界中の多くの宝石コレクターから支持されています。

日本も古来より、神聖で霊力を司るものとして

勾玉などの装飾品として翡翠が重宝されてきています。

日本産の翡翠もまた、その高い品質を評価されているのです。

日本の主な翡翠の産地は新潟県であり、日本にある遺跡から発掘されている翡翠のうちのほとんどが新潟県産のものであると言われています。

翡翠の種類は、繊維組織の交わり方で分けられています

日本が産地の翡翠は

ジェダイト(硬玉)

先ほど紹介したミャンマーや中国、台湾などが産地の翡翠は

ネフライト(軟玉)

という種類に分けられます。

翡翠は主にこの2種類に分けられ、人気が高く高価格で取引されるのがジェダイト(硬玉)です。

ネフライト(軟玉)はジェダイト(硬玉)と比べ、黒みを帯びた深緑色をし、光沢や色彩において劣ってしまうなどの違いがあります。

また、翡翠はグリーンのイメージが強いかと思いますが、色の種類としては

などがあり、より透明度が高い翡翠は、白に属しているそうです。

翡翠とエメラルドは似ているようで違う

翡翠の色がエメラルドグリーンと表されることもあるため、エメラルドとどう違うのだろうかと思いますよね。

翡翠は、天然石の結晶であり、エメラルドは宝石であるため、この二つはそもそも違うものであるという認識が必要になります。

分かりやすくいうと翡翠は「石」
エメラルドは硬さや輝きがより高い

「宝石」
ということです

緑色には特別な力の象徴として古くから考えられていることから、翡翠は勾玉などの装飾品として重宝してきています。

エメラルドもまた古代エジプトでは永久の若さの象徴としてや未来を見通すなど、どちらとも神秘的な力があると考えられてきたという点では共通しています。

同じような用途に古来から使われてきている翡翠とエメラルド。

これらが同じものであるように感じる人は多いのかもしれません。

翡翠の価値について

翡翠の価格は色、透明度、大きさによって変わってきます

大きくて色が均一に透き通っているものがより価値が高いものだといえるのです。

まず色は美しい透明度の高いものが一番高く、くすんでいたり色ムラなどがあれば価値が下がっていきます。

その際に、

  • 色は濃すぎず薄すぎず
  • 明るい透明感のあるもの

に価値があるそうです。

それに続いて価値があるのが

  • 色に深みがあり
  • 透明度の高いもの

になります。

そのように

S、A、B、C、Dといったように価値がランクによって分けられているのです

次に色ですが、いくら透明度が高くても

色が薄すぎるとあまり価値は高くなりません。

透明度と一緒に色も重視されるポイントなのです。

一番価値が高いとされているのは、透明感があってかつ、色がしっかりとついており

とろみのある魅力的な光沢を醸し出しているものだそうです。

それはロウカンといわれる品質のもので、わかりやすくいえば、見た目がグミのように柔らかく見えるものと言われています。

大きさは、カットのされ方にもよるかと思いますが、しっかりとした大きさと厚みのあるものほど価値がありますが、もちろん透明度の高い良質なものでなければなりません。

ただ大きいだけでは価値が高くはならないのです。

以上の点において、翡翠については大きいだけでは価値がなく、色や透明感などの見た目によって価値が決まるといえます。

翡翠のパワーストーンとしての効果は

翡翠は、秘めたる能力を開花させ…

目標達成をサポートする5月の誕生石でもあります

それだけでなく、昔から世界中で魔法の力を持っている石として重宝されてきたのです。

その考えは現在にも至っており

  • 災いから身を守ってくれる
  • リラックス効果などがある

とされています。

幸運の守り石として、古くは縄文時代から人気の特別な天然石であり

成功と繁栄の象徴としても使われ

皇族や高貴な身分の人のみが持つことの出来る特別な石でした。

現代では、パワーストーンとして身近に感じるものとなり、災いから身を守る、リラックス効果などを期待して身につける人が多く、ストレス社会や、災害がいつ起こるかわからない現代にぴったりの効果があるため、パワーストーンとしても大人気なのかもしれませんね。

まとめ

翡翠の歴史は古代からあり、日本にも産地があって縄文時代から祭事に使われたり

特別な力がある石として、権力の象徴として重宝されてきました。

一番印象として強いのはやはり勾玉で、卑弥呼のイメージが強いように思います。

作物の豊作や今後の国の繁栄などを願う際に必要不可欠だったのでしょうね。

人間は神秘的な力に憧れ、惹かれるのは昔から変わらず、そんな神秘的な力を秘めている翡翠を多くの人が求めているのも納得できます。

緑という色も人をリラックスさせる色として広く知られているように、人を引き付ける要因の一つなのでしょう。

それにしても古墳時代など、昔の技術で石を磨いてつやを出したり、形を形成したり、穴をあけたりなどどのようにおこなっていたのでしょうか。

翡翠の歴史についてまだまだ知られていないこともあり、そこもまた人を魅了する神秘の一つなのかもしれませんね。