それではここからは、生活保護を申請するときの具体的な方法について順番に説明していきます。

1.福祉事務所へ相談する

福祉事務所
生活保護の申請手続は、住んでいる市町村の福祉事務所というところで行います。申請する前に、担当の職員と面談をします。この面談がとても重要です。

最近、生活保護の不正受給問題が多く取り沙汰されるようになりました。福祉事務所の職員の中にも「生活保護の申請を通すためには高いハードルを越えなければならない」と言う人がいます。生活保護以外の他の制度を利用して生活を立て直すよう勧める人もいます。場合によっては、厳しい話をされるかもしれません。

生活保護を申請する人は、絶対に申請を通すと言う強い意志を持って面談に行きましょう。面談では、何よりもまず

経済的に苦しく生活にとても困っている

ということをはっきりと伝えるようにしてください。

福祉事務所で説明生活保護を不正に受給しようとしているのではなく、「本当に本当に生活に困っていて、もう生活保護を受ける以外生きていく道がない」と職員の人に理解してもらえるよう、強く訴えましょう。

また、不動産や車などの資産が無いことや、借金やローンが無いことも伝えましょう。先に受給条件として説明した通り、資産がある人は、まずその資産を売却・処分してそのお金を生活費として使うようにと言われてしまいます。

⇒ 受給条件を詳しく見る

家族や親戚がいない、または経済的な援助をしてくれる家族・親戚がいないと言うことも伝えましょう。もし職員から生活保護ではなく他の制度を利用するようにと言われたら、障害年金などの他の制度による給付を受けることができないとはっきり伝えてください。もし他の制度が利用できるなら、そちらが優先となってしまうので生活保護を受けることはできません。

2.申請書を提出する

申請書に記入福祉事務所の担当職員との面談が終わると、次は生活保護の申請書へ必要事項を記入していくことになります。申請書の記入事項は、住所・氏名・扶養の有無・家族の情報・申請の理由などです。申請書の他に、いくつかの書類を一緒に提出しなければなりません。

・収入報告書
世帯全員分の収入の状況がわかるもの

・資産申告書
金銭、不動産、車などの資産が無いことを証明するもの

・同意書
住んでいる市町村の福祉課から関係先へ、本人が申告している収入や資産に嘘がないかどうかを問い合わせ、調査をするためのもの

3.福祉事務所が行う調査

自宅訪問申請書類やその他の書類の提出が済むと、福祉事務所の担当職員が生活保護を申請した人の自宅を訪問します。

生活状況や生活保護を受けるための条件を満たしているかどうか、職員が調査します。

銀行、保険会社など関係先への調査も行われます。

4.生活保護の給付が決定

通知調査が終了すると、それから約2週間~1ヶ月ほどで、福祉事務所から申請者に生活保護を受給できるかできないかの決定に関する通知が届きます。

ここで給付するという通知を受け取って初めて、生活保護の受給ができるようになります。

ここまでの手続き・流れは市町村によって細かい点が異なることがあります。自分の住んでいる地域の福祉事務所で、細かい手続きや申請の流れについて聞いてみると良いでしょう。

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